犬のテンカン

2015-04-02

どこからか沈丁花のいい香りがしてきます。

めっきり春らしくなりました。

先日、犬のテンカンの治療薬の発売記念セミナーに行って来ました。

東大獣医臨床病理の松木先生による『犬のテンカン』のお話しでした。

その中の一部ご紹介です。

日本国内のテンカンの好発犬種は、

  • イタリアン・グレイハウンド
  • ボストン・テリア
  • ビーグル
  • 茶色のトイプードル
  • ミニチュア・ダックスフント
  • ポメラニアン

の順だそうです。

また、テンカン発作型の中に焦点発作といって部分的に発作が起こるのですが、これには以下のようなものがあります。

  • 勝手に前足が上がったり、後足が上がったままで固まっている。
  • 尾の毛をジャリジャリ咬み切ってしまう。
  • ぐるぐる回りながら、尾をずっと追いかけてくる。
  • 突然おこって攻撃してくる。
  • 蝿咬み(蝿がいるかのように、パクンパクンと口でつかまえようとしている)
  • 急に前足で顔をかき出す。

けっこうこういった相談を受けることがありましたが、テンカン発作だったのだなあと、わかりました。

あまり頻繁にこういった発作をおこすようなら、テンカン治療薬を投与することをおすすめします。

ゾンザミドという薬で、今までのテンカン薬より副作用がありません。

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